耳鼻咽喉科
耳の病気
耳の病気では保育園に通園するお子様が増え、乳幼児の中耳炎が難治化しています。当院では中耳炎を反復するお子様には鼓膜換気チューブを留置して対応しています。
中耳炎や外耳炎など耳の病気では外耳道・鼓膜所見を電子内視鏡を用いて診察し、できるだけ患者様にも一緒にご覧いただいております。
お子様の状態に不安を抱えるご家族にも状態を一緒に観察していただく事で、納得して治療を受けていただけます。
難聴、耳鳴り、めまいの患者様には聴力検査、ティンパノメトリー、耳鳴りの検査、赤外線カメラによる眼振のチェックが可能です。
脳腫瘍や脳血管障害が隠されているケースもしばしば見られます。
頭部のMRI等の精査が必要な患者様には東京ベイ浦安・市川医療センター、八重洲クリニック等で検査をしていただいております。
鼻の病気
花粉症を含めてアレルギー性鼻炎にお悩みの患者様が非常に多くなっています。
アレルギー性鼻炎では、現在多くの方が舌下免疫療法をされています。
これはスギとダニによるアレルギー症状を体質から改善していく治療法です。
原因となる物質を毎日少量ずつ摂取し慣らすことで体の免疫反応を起こしにくくする治療です。
治療には比較的長期間を要しますが、アレルギー性鼻炎やアトピー性喘息を治す最も低侵襲な治療です。血液検査を行った上で、適応となる患者様に治療を開始させていただきます。
副鼻腔炎の診断では電子内視鏡、コーンビームCTが必須です。
成人の慢性副鼻腔炎のみならず、鼻が止まらないお子さんの副鼻腔炎も的確に診断でき、コーンビームCT無しでは治療は困難と言っても過言ではありません。
最近ではアレルギー的な鼻の病気が多く、いわゆるくさい鼻汁が出る蓄膿症とは別な概念の副鼻腔炎がたいへん多く匂いが分からなくなる、嗅覚障害の 原因にもなっています。
のど・くびの病気
頸の腫れや長引くのどの痛みには腫瘍が隠されている可能性があります。
内視鏡の発達により、以前は診断が難しかった小さな病気も発見が可能となりました。
耳鼻咽喉科の腫瘍に関しては藤巻充寿院長が長年の頭頸部外科医としての経験を活かして、精度の高い電子内視鏡、超音波診断装置などを用いて頭頸部腫瘍、甲状腺疾患の診断を行っています。
さらなる検査が必要な患者様は藤巻充寿院長が、木曜日に順天堂大学本院で頭頸部腫瘍・甲状腺外来を担当しておりますので連携して詳しく検査いたします。
声がかれるという症状で音楽や話をすることが仕事の患者様には喉頭ストロボスコープを用いて声帯の状況を詳しく検査しています。
他医院との連携
耳鼻咽喉科以外のことも遠慮なく相談して下さい。
地域の他科目のクリニックへのご紹介もいたします。
当院にておこなえない検査、手術や入院が必要な場合は、連携している順天堂大学病院、順天堂大学浦安病院をはじめ、国立国際医療センター耳鼻咽喉科、順天堂江東高齢者医療センターなどへ、すみやかにご紹介いたします。